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モンスターの外観(足元が人間だが顔が見えない) - 原告「妖異可視ビジブル」被告「見える子ちゃん」の著作権侵害裁判まとめ

原告「妖異可視ビジブル」、被告「見える子ちゃん」裁判まとめ
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モンスターの外観(足元が人間だが顔が見えない)

被告著作物11巻3頁登場人物紹介「一条みちる」(2024年)
詳細情報

【検証記録:特定モンスター造形および長尺劇中シークエンスの比較検証】

【主題】
生きている人物に覆いかぶさるモンスターの構造・動態および解決シークエンスの比較分析
原告著作物『妖異可視ビジブル』(第6話)および被告著作物『見える子ちゃん』(第7巻・第8巻・第10巻)における、「生きている人物(同じ学校の転校生)に覆いかぶさり、その素顔を遮蔽している多脚・触手形モンスター」の設定、ビジュアル構造、変形動態、ならびに問題解決に到る一連のエピソードシークエンスについて比較検証を行う。
本検証では、単なる「モンスターが取り憑く」という抽象的アイデアにとどまらず、【ビジュアル構造・動態 → 劇中設定・属性 → 感情爆発に伴う形態変化(多眼化・突起生成) → 介入による退散と素顔の可視化】という計12段階におよぶデザイン・物語構造の一致について整理・提示する。


【各プロセスの具体的対照】
1. ビジュアル構造および動態(二足歩行・自立)の対照
  • 【上半身の触手・多脚構造と下半身の人体描写】:
    • 原告(6話16頁): 上半身は無数の足(触手)や樹木構造で形成され、下半身は制服・靴を履いた人間の脚部を描写。
    • 被告(7巻64頁): 上半身は無数の触手状部位で形成され、下半身は制服・靴を履いた人間の脚部を描写。
  • 【人間の下半身による自立・歩行動作】:
    • 原告(6話28頁1コマ): 下半身に存在する人間の脚部が自立し、そのまま地面を踏みしめて自走・移動する。
    • 被告(7巻64頁下アップ): 下半身の脚部を用いて「コツ コツ」と音を立てて自立・歩行移動する。


2. 劇中設定および「視認性」の対照

  • 【モンスターによる素顔の遮蔽】:
    • 被告(7巻78頁2コマ): モンスターが覆いかぶさっているため、「見える」力を持つ主人公には内部の人物の顔が見えない。
    • 原告(6話20頁1・2コマ): 顔全体がモンスターに覆われているため、「見える」力を持つ主人公には内部の人物の顔が見えない。

  • 【正体が生きている人間である点および触覚の違い】:
    • 原告(6話19頁1〜3コマ): 一般人には普通の人間として見えており、実際に「生きている人間」である。
    • 被告(7巻78頁3コマ): 他者には人間として視認されており、「ぶつかった時に人の感触だった」と生身の人間であることが描写される。
  • 【目玉(標的)を向ける動作】:
    • 原告(6話27頁1コマ): モンスターが標的(主人公)に対して巨大な眼球部位を向け、威嚇・注視する。
    • 被告(7巻120頁1コマ): モンスターが標的(主人公)に向かって内部の眼球部位を向ける。


3. 感情爆発に伴う形態変化(第二形態・多眼化・突起生成)

  • 【感情の爆発と形態変化(変形)】:
    • 原告(6話91頁4コマ): 対象の感情が高ぶるとモンスターが歪形・変形を起こす。
    • 被告(8巻154・155頁1コマ): 対象の感情に伴いモンスターが激しく変形する。


  • 【全身への「複数眼球」の発生】:
    • 原告(6話91頁4コマ): 変形に伴い、モンスターの体表・全身から無数の目玉(眼球)が発生・露出する。
    • 被告(8巻158頁2コマ): 変形に伴い、モンスターの体表・全身から無数の目玉(眼球)が発生・露出する。

  • 【体表からの「突起物」の発生】:
    • 原告(6話92頁2コマ): 変形に伴い、体表から角・枝状の突起物が伸び生える。
    • 被告(8巻158頁2コマアップ): 体表から鋭いトゲ・角状の突起物が突出し生え揃う。


4. 退散・解消シークエンス(介入と「素顔の可視化」)

  • 【主人公の介入とモンスターの消滅】:
    • 原告(6話96頁1・2コマ): 主人公がモンスターの正体・背景にある思いを理解し、介入することで憑依していたモンスターが消滅・退散する。
    • 被告(10巻98〜99頁): 主人公の友人が介入し、抱き締め合い、モンスターが解消される。

  • 【初めて「素顔」が視認できるようになる演出】:
    • 原告(6話94頁 / 6話95頁): モンスターが退散したことにより、「見える」力を持つ主人公は、これまで遮蔽されていた人物の「素顔」を初めて視認することができる。
    • 被告(10巻126頁 / 10巻127頁): モンスターが退散したことにより、「見える」力を持つ主人公は、これまで遮蔽されていた人物の「素顔」を初めて視認することができる。


  • 【モンスターの正体(樹木)とパワースポット(大樹)演出】:
    • 原告(6話40頁1・2コマ / 6話45頁1・2コマ / 6話98頁): 憑依していたモンスターの正体・ルーツが「樹木(桜の花びら等)」であり、自然物・大樹との関わりが描写される。
    • 被告(10巻136頁 / 10巻138頁): モンスターの正体・背景に「パワースポットの大樹(御神木)」が登場する。登場人物に憑りついていたのは、樹木や動物に憑りつく精霊であり、登場人物の守護霊のような役目を果たす。

【小括】
「人間に怪物が憑依している」という抽象的な設定や、「最後に救われる」という一般的な大枠のみであれば、フィクション作品におけるアイデアの範囲にとどまり得る。
しかしながら、本比較検証が示す通り、①「上半身は触手・多脚だが下半身は人間の足で自立歩行する」という特徴的造形、②「怪物に覆われているため主人公には素顔が見えないが、周囲には人間として認識されている」という特殊な認識設定、③「感情の昂ぶりによって全身に無数の目玉と突起物が発生・変形する」という第二形態のビジュアル表現、④そして「主人公が介入して怪異を解体・退散させることで、初めて隠されていた人物の素顔が見えるようになる」というクライマックスの一連の演出手順、⑤さらには「怪異のルーツが樹木・大樹に由来する」という背景設定に至るまで、デザイン・動態・変形ギミック・物語の解決プロセスの全12項目が同一の時系列構造で符合している。
これらの高度かつ多角的な表現形式の一致は、単なるアイデアの偶発的類似やジャンル上の共通性というレベルを明確に超えており、原告著作物の具体的な視覚表現およびストーリー構造に対する直接的な依拠性・複製性を強力に裏付ける客観的証拠として提示する。


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作品名:「妖異可視ビジブル」
著者名: 松尾明日太
発表:2015年~2018年8月



作品名: 「見える子ちゃん」
著者名: 泉 朝樹
発表:2018年9月~
出版社: 株式会社KADOKAWA
掲載レーベル: MFC(MFコミックス)
/ WebComic アパンダ(ComicWalker)
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