男性が初対面の男性の肩を叩き「見つけた」と述べる
原告著作物6話93頁~95頁(2018年)シークエンス
被告著作物3巻151頁152頁(2020年)シークエンス
メディアミックス(2021年)
- 作品タイトル: TVアニメ『見える子ちゃん』
- 原作: 泉朝樹(「WebComicアパンダ」連載/KADOKAWA刊)
- 監督: 小川優樹
- シリーズ構成・脚本: 猪原健太
- アニメーション制作: パッショーネ (Passione)
- 製作: 見える子ちゃん製作委員会
- 放送期間: 2021年10月3日 ~ 2021年12月19日(全12話)
- 著作権表示(コピーライト): ©泉朝樹・KADOKAWA刊/見える子ちゃん製作委員会
【考察:両著作物における「男性が初対面の男性の肩を叩き『見つけた』と述べるシークエンス」の類似性分析】
原告著作物(第6話94頁〜95頁)および被告著作物(第3巻151頁5コマ〜152頁1コマ)における、「男性キャラクターが初対面の男性キャラクターの肩を叩き、捜し求めていたかのように『見つけた』と言い放つ場面」の身体的動線、台詞、コマ割り、および演出展開について対照分析を行う 。
1. 身体的動線および演出・効果音の一致
- 肩を叩く接触行動: 男性が右手を伸ばし、前方を歩く(あるいは立ち止まっている)初対面の男性の肩を叩く動作・ポーズが一致している(原告:6話94頁/被告:3卷151頁5コマ)
。 - 効果音・描写: 肩に手を置く・叩く瞬間の接触表現が視覚的・空間的に描写されている点。
2. 台詞(セリフ)の完全な一致と展開ロジック
- キーフレーズの一致: 初対面であるにもかかわらず、相手に対して決定的な一言として「見つけた(みつけた)」という台詞を発する点が完全に一致している(原告:6話95頁「やっと 見つけた」/被告:3巻152頁1コマ「みつけた」)
。 - 受け手側の困惑・リアクション: 突然肩を叩かれて声をかけられた側の男性キャラクターが、困惑の表情を浮かべるリアクション構造(被告:「は 誰おま」等)も一連のシークエンスとして整合している
。
3. コマ割り・演出のシークエンス構造
【小括】
初対面の人物に対するアプローチとして、「肩を叩く」という身体動作と「見つけた(みつけた)」という特定の決め台詞を組み合わせ 、それを「肩を叩くコマ」から「決め台詞のコマ」へと繋ぐコマ割りのシークエンスまで一致している点(原告:6話94-95頁/被告:3巻151-152頁)は 、単なるシチュエーションの類似にとどまらない。
特定の印象的な場面転換・キャラクター遭遇演出における具体的表現の選択とコマ割り構成の酷似を示すものであり、原告著作物からの強い依拠性を証明する重要な客観的証拠である 。