ひとりぼっちで昼食を食べる生徒に声をかけ、一緒に食事をとる
原告著作物
被告著作物
【考察:両著作物における「ひとりぼっちで昼食を食べる生徒に声をかけ、一緒に食事をとる場面」の類似性分析】
原告著作物(第6話45〜49頁)および被告著作物(第3巻14〜17頁)における、孤立して昼食をとる生徒に対する関わり、シークエンスの展開、ならびに描かれる「お弁当の中身」の小道具設定について対照分析を行う 。
1. 単独で昼食をとる生徒の状況設定
コミュニケーションが苦手な生徒が、校内において周囲から離れ、ひとりで昼食(お弁当)を食べている状況・導入描写が共通している(原告:第6話45頁1コマ/被告:第3巻14頁) 。
2. 登場人物の接近と屋外での同席・心理描写のシークエンス
人物の接近と着席: 単独でいる生徒の前に別の登場人物(原告:女性教師/被告:同級生)が現れ、隣に腰かけて屋外で一緒に食事をとる展開が一致している(原告:第6話46頁3コマ/被告:第3巻16頁・17頁1コマ) 。
3. 登場する「お弁当の中身」の具体的造形・配置の一致
作中に登場するお弁当の視覚的・デザイン的配置において、以下のような極めて高度な小道具の一致が確認できる(原告:第6話49頁1コマ/被告:第3巻14頁) 。
おかずの構成: 右側のおかずスペースにおいて、「タコ型ウインナー2つ」「厚焼き玉子」「ブロッコリーと思われる野菜」という特定の具材の組み合わせおよび視覚的構成が一致している(原告:第6話49頁1コマ中央アップ/被告:第3巻14頁中央アップ)
【小括】
「コミュニケーションが苦手で孤立して昼食をとる生徒」に対して登場人物が接近し、屋外で隣に座って食事を共にしながら心を通わせるという一連のストーリープロット・シークエンスの一致にとどまらない 。その場面で描かれるお弁当の造形において、「左側に白米」「右側にタコ型ウインナー2つ、厚焼き玉子、ブロッコリー」という具体的かつ細部に行き届いたレイアウト・おかず構成の一致が見られる点は、アイデアの符合を超えた具体的表現の依拠性および作品構造の連続性を強力に裏付ける客観的証拠として提示する 。