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可愛がっていた動物の霊が背後に憑いている - 原告「妖異可視ビジブル」被告「見える子ちゃん」の著作権侵害裁判まとめ

原告「妖異可視ビジブル」、被告「見える子ちゃん」裁判まとめ
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可愛がっていた動物の霊が背後に憑いている

【検証記録1:特定キャラクターおよび劇中設定の比較検証】

【主題】「かつて可愛がっていた動物(猫)の霊が背後に憑いている」設定およびダイアログの比較分析

原告著作物『妖異可視ビジブル』(第5話)および被告著作物『見える子ちゃん』(第3巻)における、「動物が大好きな登場人物」の背後に「かつて可愛がっていた動物(猫)の霊」が憑依・集積しているというキャラクター設定、セリフ表現、ならびに過去の背景(回想)における類似性について比較検証を行う。
本検証では、単なる「動物の霊が現れる」という抽象的概念にとどまらず、【動物好きな人物像 → 背後に憑く動物霊の視認 → 「この子達/憑いてた子たち」という特有の指示代名詞(セリフ表現) → 迷い猫を保護者によって殺処分された過去】という計4項目におよぶ設定構造および言語表現の合致について整理・提示する。


【各設定・ダイアログ要素の具体的対照】
1. 動物が大好きな登場人物と背後に憑く動物霊の設定
  • 原告(5話12頁1コマ / 5話12頁3コマ): 動物が昔から大好きな登場人物(沢城)。かつて可愛がっていた動物の霊が背後に憑いている。
  • 被告(3巻143頁1コマ / 3巻124頁1・2コマ): 動物(猫)が好きな登場人物(遠野)。かつて可愛がっていた動物(猫)の霊が背後に憑いている。

2. 主人公による「背後に憑く動物の霊」の認識描写
  • 原告(5話12頁2コマ): 「見える」能力を持つ主人公が、対象人物の周りに無数の小さな動物の霊が飛び回っている状態(「さっきから周りにいっぱい飛び回ってる…」)を認識・分析する。
  • 被告(3巻92頁2コマ): 主人公が、対象人物の足元・背後について歩く無数の動物(猫)の影・霊を認識する(「毎日少しずつ増えてる」)。

3. 言語表現(ダイアログ)における一致
  • 原告(5話12頁3コマ): 主人公側または登場人物が、背後に憑依する動物霊を指して「この子達(多分、今まで可愛がってきた動物たちだと思います)」と表現する。
  • 被告(3巻143頁2コマ): 主人公が、背後から離れていく動物の霊を見つめながら「憑いてた子たちが… 消えてく…」と表現する。
  • 分析: 異形の怪異(モンスター)とは区別し、対象人物に与せられた動物霊に対して「この子達」「憑いてた子たち」という愛着を込めた同一系統の指示表現・言語化を行っている点が一致する。

4. 登場人物の過去背景(保護者による迷い猫の殺処分)
  • 原告(5話50頁6コマ): 動物の霊が憑いている登場人物は、過去に拾った迷い猫を保護者によって殺処分された悲痛な過去(回想)を持つ。
  • 被告(3巻110頁1コマ): 動物の霊が憑いている登場人物は、過去に拾った迷い猫を保護者によって処分(駆除)された背景を持つ。


【小括】
「動物の霊が登場する」というモチーフ自体はフィクションにおいて一般的な表現手法となり得る。
しかし本比較検証が示す通り、①「動物が好きな男性キャラクター」の背後に可愛がっていた動物の霊が憑依しているという属性設定、②主人公がその霊の集積状態を客観視・認知する演出、③対象の霊を「この子達/憑いてた子たち」と呼称するセリフ表現の共通性、④そして「幼少期に拾った迷い猫を保護者に殺処分・駆除された」という極めて具体的かつ同一のバックストーリー(トラウマ構造)に至るまで、キャラクターの造形・ダイアログ・ストーリー背景が重層的に符合している。
これらの複合的な設定および言語表現の一致は、単なる概念上の偶然とは言い難く、原告作品における具体的なキャラクター表現および劇中構造に対する依拠性を強力に裏付ける客観的検証資料として提示する。


【装丁ギミックにおける動物の霊の視覚表現(光の玉)に関する対照分析】
【主題】被告著作物書籍装丁(1巻)における「動物の霊」を認知できるかどうかの視覚的演出、およびその手段としての「光の玉」表現の符合
画像3枚目は、被告著作物書籍第1巻の装丁ギミックを解説したものである。本検証では、このギミック構造、特に「動物の霊」を一般人の視点からどのように視覚化しているかについて、客観的な分析・整理を行う。

【客観的事実:被告著作物装丁ギミックの構造】(画像3枚目)
被告著作物書籍第1巻の装丁は、「カバーを取り外すと、霊能力を持つ主人公の視点でモンスターが見えるようになる」という仕掛け(ギミック)構造となっている。 この構造において、サブキャラクターである動物(猫)と、その周囲に配された「光の玉」が以下の役割を果たしている。


  1. カラーのカバー表面(一般人視点): 猫の周囲に、浮遊する「紫色の光の粒(光の玉)」が描かれている。この視点においては、具体的な霊の実体は描かれていない。
  2. カバー本体裏表紙(霊視視点): カバーを取り外した本体裏表紙を確認すると、カバー表面で「紫色の光の玉」が存在していた位置・構造に対応して、実体としての「猫又(しっぽが二本ある猫の霊)」が配置されている。
  3. 分析: すなわち、このギミック構造における「表面のカラーカバーに描かれた紫色の光の粒」の実体は、「カバー下の本体裏表紙に描かれた猫又(猫の霊)」であることが客観的に裏付けられている。


【小括】
以上の装丁ギミック構造の符合は、偶然の類似として説明することは論理的に困難である。
単に「動物の霊が登場する」というアイデア自体にとどまらず、「一般人の視点(または表層的な視点)においては、動物の霊を『光の玉(光の粒)』として非実体的に表現・視覚化する」という特定の演出技法(演出プラン)が、被告著作物において高度に具現化されている。特に、単なる漫画本編のコマ描写のみならず、書籍の「装丁ギミック(カバー表面とカバー本体の関係性)」という特殊な装丁表現にまで、この「光の玉=動物の霊」という特定の演出手法が意図的に応用・反映されている事実は、依拠性を推認させる強力な客観的事実である。


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作品名:「妖異可視ビジブル」
著者名: 松尾明日太
発表:2015年~2018年8月



作品名: 「見える子ちゃん」
著者名: 泉 朝樹
発表:2018年9月~
出版社: 株式会社KADOKAWA
掲載レーベル: MFC(MFコミックス)
/ WebComic アパンダ(ComicWalker)
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